八木運送グリーンプラントでは、まず受入れ時に検品を行います。その後、選別作業を行い、混入した異物を取り除いた上で、リサイクル原料とするために、提携先のリサイクル工場へ運びます。
リサイクル工場では、これらのリサイクル原料を破砕装置にかけて細かく粉砕し、石膏ボードとして再生できるよう、石膏材料と紙などの付着物を分類します。
細かく粉砕された石膏粉は、その性状や粒の大きさによって、石膏ボードの原料として、またはセメントの構成材として、あるいは地盤改良に使われる固化剤として、数々のメーカー様へ原料として納品され、リサイクルされていきます。
先に分別された紙くず類も、調湿材として、また再生紙の原料として、あるいは発電などに使う燃料として、無駄なくリサイクルされ再利用をされていきます。
八木運送グリーンプラントでは、まず受入れ時に検品を行います。その後、選別作業を行い、混入した異物を取り除いた上で、リサイクル原料とするために、提携先のリサイクル工場へ運びます。
雨水になどに濡れてしまった物 | ||
分離できない付着物が付いたもの | ※クロス貼り、吸音板、木材、モルタルなど | |
アスベストを含有する石膏ボード | ※石綿含有の石膏ボードは 昭和62年頃まで製造されていました。 |
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砒素を含有する石膏ボード | ※吉野石膏製のOYボードで、 平成9年頃まで製造されていました。 |
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アドラボード | ※日東石膏ボード製で、 平成9年頃まで製造されていました。 |
現場からの収集運搬も行っています。お気軽にお問い合わせください。
処分料金は処分する種類によって異なります。
※受け入れの可否や、詳しい処分料金はお問い合わせください。
石膏ボードは、建築の内装に多く使われる材料です。
安価で扱いやすく、防火性、遮音性、寸法安定性に優れていて、「建築の内装材に、なくてはならない建材」として、広く用いられています。
そもそも、「石膏」はCaSO4(硫酸カルシウム)を主成分とした天然の鉱物です。その内部に含まれる結晶水(H2O)の数によって、①二水石膏(CaSO4・2H2O)、②半水石膏(CaSO4・1/2H2O)、③無水石膏(CaSO4)の3種類に分類されています。この内部に含まれる結晶水が炎や熱に晒されると、蒸気として空気中に放出され、同時に熱を吸収する作用があり、このため炎や熱に強い特性を持っています。
現在、建材として最も多く使われているのは「二水石膏(CaSO4・2H2O)」で、これを板状に成型して、表面に紙を貼ったものが一般に「石膏ボード」と呼ばれる建材です。この建材としてとても優秀な「石膏ボード」は、元々は天然の鉱物であるのに、埋立処分を行うと、高濃度の有毒な硫化水素が発生することが明らかになりました。それは、石膏ボードを土中に埋立て処分をすると、雨水などの水分と接触します。空気中とは違って、土中では酸素が少なく、水分と有機物があるという環境の中で、「硫酸還元菌」が働き出すというメカニズムがあるためです。この「硫酸還元菌」が活動するときに、有毒な硫化水素が発生するのです。
そのため、平成18年6月1日付けの環境省の通知にて、石膏ボードを埋立処分する場合は、「管理型最終処分場」で行うこととされました。